肌には生まれ変わりのサイクルである「ターンオーバー」というものがあります。このターンオーバーの周期が正常であれば、健康的で生き生きとした肌をキープすることが可能です。
しかし反対に周期が乱れてしまうと、古い角質や細胞が肌にとどまってしまうことになります。その結果、くすみや角栓・角質のたまりなどが起こり、美肌からは遠のいてしまうのです。
そこで注目していただきたいのが「LPS(リポポリサッカライド)」。LPSは肌のターンオーバーを促進させて美肌へと導いてくれるのです。
肌のターンオーバーはなぜ乱れてしまう?
肌は上から「表皮」「真皮」「皮下脂肪」の順に重なっています。このうち表皮は約1mmととても薄いのですが、表皮の中では細胞分裂と垢となって剥がれ落ちるサイクルが繰り返されているのです。これを一般的に「肌のターンオーバー」と呼びます。
ターンオーバーが正常であれば、定期的に古い細胞が排出されるため、肌はいつでも健康的で生き生きとした状態でいられるのです。
しかし、このターンオーバーは加齢やストレスなどによって乱れてしまうことがあります。その他、食生活の乱れや間違ったスキンケア、紫外線、乾燥などによってもターンオーバーは乱れてしまうため、とてもデリケートなのです。
肌のターンオーバーが乱れるとどんなトラブルが起こる?
肌のターンオーバーが乱れると、
- シミができやすくなる
- ニキビが増える
- ニキビ跡が残る
- 肌がくすむ
- 老けた印象に見える
などの肌トラブルが起こりやすくなります。
シミやニキビ跡はできてしまうと、なかなかスキンケアでは改善できません。ニキビが増えると美肌とは言えませんし、肌がくすんで老けた印象に見えてしまうと、なんとなく自分に対する自信もなくなってしまうでしょう。
そう考えると、肌のターンオーバーは乱れさせることなく、いつでも正常な周期をキープしておくことがいかに大事なことかがおわかりいただけるはずです。
肌のターンオーバーの乱れはどう改善すればいい?
ではもし肌ターンオーバーの乱れを感じてしまった場合は、どのようにして改善すれば良いのでしょうか。
これはターンオーバーが乱れた原因によって対処法が異なります。ストレスが原因であれば、こまめにストレスを発散させることで、徐々に周期は正常に戻っていくでしょう。
食生活の乱れが原因であれば、栄養バランスのとれた食生活へ改善することが効果的です。間違ったスキンケアが原因なら正しい方法に変える、紫外線が原因なら日焼け止めなどを使用する、乾燥が原因なら保湿ケアに力を入れるなどが改善方法となります。
加齢などによる肌のターンオーバーの乱れにはLPS
ここで問題となるのが、加齢による肌のターンオーバーの乱れです。加齢は誰にでも起こることであり、エイジングケアで速度を緩めることはできても止めることはできません。
そこで注目していただきたいのが「LPS(リポポリサッカライド)」です。肌のターンオーバー表皮の細胞が、オートファジーを起こすことと連動しています。オートファジーとは、細胞が自分の中にある材料を再利用し、自分をリフレッシュするメカニズムです。
つまり、オートファジーを活発化させれば、肌のターンオーバーを促進させられるということ。LPSには表皮細胞のオートファジーを活発にする作用があるため、肌のターンオーバーの促進に効果的と言えるのです。
LPSは化粧品やサプリメントで摂取するのがおすすめ!
ではこのLPSは一体どのようにして摂取すれば良いのでしょうか?
LPSは土の中に存在しているため、野菜や穀物、海藻類を食べることで摂取可能です。しかし、農薬の使用によりLPSの量が減り、食物から摂取できるLPSの量は近年ではごくわずかとなってしまいました。
そのため、LPSを摂取するならLPSが含まれた化粧品を使用したり、サプリメントを飲んだりする方法が効率的なのです。よりLPSの効果を上げたいのであれば、化粧品とサプリメントの併用がおすすめ。自分に合った方法でLPSを摂取し、肌のターンオーバーを正常化させて美肌を手に入れましょう。