獲得免疫とは何か?獲得免疫を高める方法には何があるか

免疫というのは人のからだを細菌やウィルスから守るために、なくてはならない仕組みです。

そのため免疫という言葉自体は日常生活の中でよく使われていますが、実際に免疫というものがどのようなものなのかは案外知られていないのではないでしょうか。

そこで今回はこの免疫について、そして「獲得免疫」という免疫の働きについて、説明していきます。

免疫には二つの種類がある

実は免疫には大きく分けて二つの種類があります。

その二つというのは、生まれつき備わっている「自然免疫」と、細菌やウィルスが侵入することで得られる「獲得免疫」となります。

免疫というのは外部から侵入する異物に対して攻撃をしたり、抗体を作ったりする機能です。

しかしその働きは複雑で、この自然免疫と獲得免疫の相乗効果で、人を病気から防いでくれるのです。

獲得免疫の種類

では免疫機能のうち、獲得免疫にはどのような種類があるのでしょうか。

獲得免疫の主なものは、次の6つの種類があります。

・B細胞

異物が侵入した際の危険性を判断する細胞

・形質細胞

B細胞が成熟し、抗体をつくることで自然免疫機能を強化

・ヘルパーT細胞

異物の危険性を判断してどう攻撃するかを指令する

・キラーT細胞

ヘルパーT細胞命令で、ウイルスに感染た細胞を攻撃し破壊

・制御性T細胞

免疫細胞が暴走しないよう制御して免疫異常にならなないようにする

・メモリーB細胞

いったん侵入した最近の情報を記憶し次に病気にならないような状態にする

獲得免疫を強化するには?

ではこのような細胞の機能を、フルに活用して免疫を強化するためには、何に気をつければ良いのでしょうか。

まず基本となるのは、規則正しい生活習慣を保つことです。

規則正しい生活習慣とは、例えば適度な運動であったり、栄養バランスのとれた食事を食べたり、あるいは質の良い睡眠をしっかり取ることです。

そのいずれも単に獲得免疫を高めるためだけでなく、健康を保つために必要なものとなり、目新しいものとはいえないかもしれません。

獲得免疫のためのLPSとはどんなもの?

実は獲得免疫を高める物質としてチェックしておきたいのが、LPSという成分なのです。

LPSは「リポポリサッカライド」の略で、「マクロファージ」という体内に侵入しようとする細菌やウィルスを、自ら食べてしまうことで消滅させるという機能を持つ物質を、活性化させる役割を果たします。

LPSは土の中にいる最近に含まれる成分で、特にほうれん草やレンコンなど、土から生まれる野菜に多く含まれています。

そのほか、めかぶなどの海藻類にも含まれていますが、加熱で失われてしまったり、化学肥料などで殺菌されにくい有機野菜などからしか摂取しにくいといった条件もあります。

LPSを効率的に摂取するには?

このようにLPSは免疫を高めるためになくてはならない物質です。

しかし普段の食生活の内容だけでは、なかなか必要十分な量を摂取しにくかったりします。

食生活を見直しバランス良く摂ることは、免疫だけではなく健康を保つためには必要不可欠なことですが、LPSをしっかりと取り入れるためにはプラスアルファの工夫が必要となります。

その工夫の一つとして、サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

サプリメントであれば大量のLPSを含んだ食品を無理に食べる必要もなく、定期的なサプリメントの摂取を習慣にするだけで免疫を高められるようになります。

現代人の健康な生活にはすでに当たり前となっているサプリメントの飲用に、LPSが摂れるアイテムを追加することで、案外見逃しがちな免疫力が高められるのなら、一考の価値はあるはずです。

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